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オトナのPC Lifeトップページ > ギャラリー > バックナンバー 拝見! 隣のパソコンライフ(第10回)
おとなの時間をどうお過ごしですか? 拝見! 隣のパソコンライフ
パソコンを利用して、より豊かな暮らしを楽しむ方々をご紹介する「拝見! 隣のパソコンライフ」。
第10回は、仕事をこなしながら、地域ボランティア活動にも積極的に参加されている男性が登場。
活動に趣味のスキルを活かすという社会奉仕へのユニークな関わり方や、その奉仕活動に込めた思いなど、興味深いお話をたくさん伺うことができました。
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パソコンと写真のスキルで、ボランティア活動をより有意義に

趣味の写真にパソコンを活用  
パソコンを始めたきっかけを教えてください。
もう25、6年前になるでしょうか。当時、私は建築会社の研究所に籍を置いていて、ベーシック(言語)を使ってプログラムを組んでいました。
その頃はパッケージのビジネスアプリケーションなんてありませんから、自分でプログラミングするしかなかったんです。
作業としては、工事で使う機械のセンサー信号を集めてきてデータを表示したり、日報のような帳票の出力をしたり、という内容。機種はシャープのMZ80やMZ2000を使っていました。

その後、PC98シリーズに替わりましたが、それでもプログラムは自分でやっていましたね。用途が特殊だったこともありますが、初期のWindowsアプリより、ベーシックで組んだプログラムの方が動作が速かったんですよ(笑)。
現在は、工業大学の施設を管理している会社に勤務しています。
西野さん 53才 会社員

プライベートではどんなことにお使いですか?
メールやネットでの検索に使うことも多いのですが、私は写真が趣味なもので、撮影した写真の管理やプリントに使っています。
写真は大きくプリントすると迫力が違うんですよね。その点、デジタルは自分で簡単に、しかも安価にプリントできるからいいですね。

写真は銀塩(フィルム)の頃から続けていらっしゃるのですか?
17、8年になるでしょうか。子どもが生まれた頃に銀塩の一眼レフを買って以来、撮り続けていますね。
当時撮った写真の中でも、気に入ったものはフィルムをスキャンしてプリンタで出力、半切の額に入れて飾っています。インクジェットプリンタで出力したものでも、額のガラスで密閉して、直射日光に当てなければ色も褪せずに長持ちするんですよ。


次の世代へ「伝えていくこと」が大人の使命

ボランティア活動もされているそうですね。
ええ、近所の公園に田んぼがあって、そこで、地域の人たちと一緒にお米を作っています。
農業はもちろん、田んぼに入った経験すらありませんでした。それが5年ほど前、友人の紹介で、化学肥料や農薬を使わない農業を体験する機会があり、子どもと一緒に参加したんです。すると、これがすごく楽しい。子どもたちも大喜びでした。

田んぼっていいなぁ、と思っていたところに、ちょうど近所の公園で田植えをやると聞きまして、仲間に加えていただいたのです。

公園で農業体験というのが面白いですね。
お米もちゃんと穫れるんですよ。今まで3回収穫祭をおこないました。年々、収穫量も増えてきています。これには、おからや小糠、藁などを使って土壌を改良してきたことが関係していますね。ちなみに、化学肥料は使用していません。

この田んぼは、冬も水を溜めているんです。田んぼに生きものがいるから、水を抜くと干上がって死んでしまうでしょ。それでは、害虫を補食する虫や水棲生物がいなくなってしまう。生きものの力を借りて田んぼを元気にしようという発想なんです。化学肥料を使わず、自然のものだけで稲を育てているのもそのためです。

この田んぼは地面が固いんですよ、耕さないから。冬期湛水不耕起栽培(とうきたんすいふこうきさいばい)っていう農法なんですが、これだと、田植えをするときは竹べらで穴を掘ってやって、そこへ苗を入れて押さえてやらなきゃならない。手間はかかるけれど、強い稲に育つんです。近所の小さいお子さんにも楽しんで自然に触れてもらっています。

子どもたちはもちろん、親の世代にとっても貴重な体験でしょうね。
私がそうだったように、親子で楽しまれている方が多いですね。おむつをした子が一緒になって田植えを手伝ったりしているのを見ると、微笑ましいですね。
自然環境も、そこで育まれた知恵も、代々受け継がれていくべきものだと思うんです。しかし、それらは積極的に守り、後世に残そうとしなければ、すぐに廃れてしまう。ですから、ボランティアのスタッフは普段から暇さえあれば公園の清掃をしたり、田んぼの手入れをしたりしています。こうやって次の世代へ「伝えていくこと」が、我々大人の使命だと思うんです。

そのためには、活動の趣旨や内容を広く伝えることも重要ですよね。
ホームページをはじめ公園施設内の掲示板やパソコンなどを使って、活動の報告をしています。それらでは、活動記録やイベントの告知から公園の生きもの、花木のことまで豊富に紹介していますよ。

私もホームページやイベントポスターの作成を担当したり、そこで使う写真を数多く撮影したりしています。ボランティア活動では、経費節約のために、あらゆることを自分たちでやらなければなりません。その意味でも、パソコンは欠かせないアイテムですね。私自身、パソコンや写真のスキルを思わぬところに役立てることができて嬉しく思いますし、有意義に感じています。


ボランティアグループは、大切な地域コミュニティ 
この公園での活動をきっかけに、みんなで自然とのつきあい方を学び、後世に伝えていきたいと語る西野さん。
老若男女幅広い世代のスタッフが力を合わせて作業し、ともに談笑する姿には、昨今失われつつある地域コミュニティの理想的な形を見たような気がしました。
会社と家を往復する毎日の中、休日のボランティア活動は、すでに西野さんにとってかけがえのない生活の一部となっているようです。


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