Just MyShopオススメ商品試用レポート ConceptSearch/R.2を使ってみました! 第2弾 ネタの種編 Just MyShopオススメ商品試用レポート ConceptSearch/R.2を使ってみました!
前回、その使いやすさ、そしてフットワークの良さに関するレポートをお届けしたConceptSearch/R.2
第一弾では、一太郎やShurikenと組み合わせることで、より柔軟なビジネス文書活用が可能になることが検証できました。

しかし、同時に、「これができればもっと便利なのに」と感じた点もあったのです。そのうちのひとつが、検索対象となるデータ(ソース)は、ローカルまたはLAN上のハードディスクに存在するものに限られてしまうことでした。
自己のデータ資産に加えて、インターネットも情報源として取り込むことができれば、ConceptSearchの存在意義は、より欠かせないものとなるはず! そこで今回は、この問題を解決する方法を考えてみました。

インターネットから必要なページだけをスクラップして情報源に!
それはズバリ、ネタの種を利用すること。ネタの種とは、ブラウザに表示されたページあるいはその一部(テキストや画像)をサッと切り抜いて蓄積できるスクラップブックソフトです(詳しくはこちらをご覧ください)。

このソフトで、自分のビジネスに有用と思われるページを普段からスクラップしてためておき、ページが蓄積されたフォルダを検索用の文書DB(データベース)に加えれば、インターネット上の豊富な情報源から、より絞り込まれた高品質な情報をソースにすることができるはずです。

実際に使ってみましょう!
ページを取り込む
自分のビジネスに有用と思われるページを見つけたら、ネタの種で取り込みます。画面の上で右クリックするだけの簡単操作なので、普段から「おっ!」と思うページを見つけたら、その場でサッと取り込んでおくといいでしょう。
右クリックのメニューからワンタッチで取り込み!
ワンポイント

ある程度の価値判断のもとにページを取り込む
ネタの種の操作があまりにも手軽で簡単なために、つい、むやみにページを取り込んでしまいがち。しかし、見境なくページを取り込んでしまうと、取り込んだページの管理(不要と思われるページをあとで削除するなど)がわずらわしくなることに加え、検索結果の精度低下にもつながります。有効度が高いと思われるページをなるべく多く取り込むのがコツです。

ConceptSearch/R.2のフォルダ管理ツールを起動する
ConceptSearch/R.2を使用するためには、検索対象とするフォルダやメールアカウントをDB化する作業が必要です。まず、ConceptSearch/R.2を起動し、プルダウンメニューの「ツール」から「フォルダ管理ツールの起動」を選びます。すると、フォルダ管理ツールウィンドウが開きます。
フォルダ管理ツールを起動
フォルダを登録してDBを作成・更新する
ネタの種で取り込んだデータのフォルダを指定して、検索に使用するDBを作成します。なお、ネタの種で取り込んだデータは、「マイドキュメント」の「ネタの種」フォルダに保存されています()。

※デフォルト指定。自分で保存先のフォルダを指定した場合は、そのフォルダになります。

ネタの種で取り込んだデータをもとに検索用のDBを作成・更新
ワンポイント
Good!
スケジュール機能でDB更新も快適!
時間が経つにつれて、新たに取り込んだページが増えたり、削除されたページも出てきます。これらをDBに反映し、内容を常に新しくしておくためには、DBを定期的に更新する必要があります。
DBの更新にはそれなりの時間がかかります()が、ConceptSearch/R.2のフォルダ管理ツールには、更新をスケジュール化する機能があるので安心です。
たとえば、毎週日曜日の深夜などに更新をするよう設定しておけば、平日のビジネスには支障をきたすことはありません。営業などで外出する予定があれば、その日時に割り当ててしまうのもいいでしょう。
  スケジュール設定
 

※DBの更新に要する時間はデータの量や内容、お使いのパソコンのスペックなどによって変わりますが、Pentium3 512MBメモリ搭載のPCで約4MBのフォルダを参照するDBを更新したときに必要な時間は、約2分でした。

ワンポイント
Good! New !
どうしても仕事中にDBを更新したい人のために。
文書DB作成時のメモリ効率改善で、DB更新も快適!
旧バージョンのConceptSearchでは、文書DBの作成時、メモリをフルに使用していたため、DB作成中に他のアプリの動作が遅くなるなどの影響が出ることがありました。
ConceptSearch/R.2では、この問題が改善されています。
DB作成時のメモリ使用効率を「高」「中」「低」の三種類から、ユーザーのニーズに応じて選択できるようになったのです。

高 ... メモリ使用量最大()
中 ... メモリの最大使用量は「高」の2/3
低 ... メモリの最大使用量は「高」の1/3

メモリ使用率を低にしておけば仕事をしながらDBの更新ができるのです。
これは嬉しいですね!
  メモリ使用率設定
  ※メモリ最大使用量は、ConceptSearch/R.2が自動的に計算します。
ConceptSearch/R.2の検索対象に指定する
「検索対象」ボタンをクリックすると、「検索対象フォルダの選択」ウィンドウが開きます。ここで、先ほど作成した「ネタの種に取り込んだページ」を指定します。
検索対象に「ネタの種に取り込んだページ」を追加
検索する
自然文を入力して検索します。
検索対象に「ネタの種で取り込んだページ」を加えたことで、検索結果の精度が向上したことがわかりますね。
情報源を手軽に充実させることが可能!
結論。ConceptSearch/R.2とネタの種の組み合わせが、情報の質を意識させる
選りすぐられた上質な情報だけを使用できる!
インターネット上のページを検索対象にするだけなら、ブラウザのキャッシュ(IEのインターネット一時ファイルなど)用フォルダをする手もあります。しかし、リンク先や広告ウィンドウなどのまったく関係のない情報を限られた容量に詰め込むIEのキャッシュは、情報の質という視点から見ると、良いとはいえません。

その点、ネタの種でページをスクラップすれば、選りすぐられた上質な情報だけを使用できることに加え、あなた自身の「情報の質を見極める目」も養なわれるでしょう。そのメリットは予想以上に大きいはずです。
普段ConceptSearchで利用している文書DBの質に今ひとつ満足できない、そんな方には、今回ご紹介したネタの種と組み合わせて使う方法をぜひお勧めします!


ConceptSearch/R.2を使ってみました〜一太郎・Shuriken編
ConceptSearchユーザー事例