本製品のイラストをコーディネートしたのは、第一線で活躍中のイラストレーターの方々を多数擁する株式会社スプーン。マネージャーの塩田健一さんにお話を伺いました。

今回の製品は一般的な素材集とは違って、
個性と雰囲気にあふれていますね。
それは、各イラストレーターが「手で描いている」からかもしれませんね。
もちろん、仕上げはパソコン上でおこなうのですが、下描きは基本的に鉛筆での手描きです。
これを一点ずつチェックしてペンを入れ、スキャナで取り込んで、画像ソフトで仕上げています。

お客様から「最初からすべてパソコンで描いてしまう方が楽でしょう」といわれることもありますが、線の表情や温かみといった部分に差が出るんですよ。
だから、できる限りこの方法にはこだわっていきたいですね。


膨大なイラストの内容は、どのように決めているのですか?
まずテーマを決め、それから連想するシーンをリスト化して、イラストレーターと打ち合わせて決めます。ただし、ここであまりガチガチに決めてしまうと、絵としての面白味が削がれてしまう。

各イラストの使用シーンの想定程度にとどめておき、具体的な表現についてはイラストレーターのアイディアにまかせることが多いですね。
その方が結果的にいいものができると思います。


膨大なイラストの内容は、どのように決めているのですか?
特にビジネス編に収録されているようなイラストでは、表現と同時にリアリティも必要です。なので、イラストレーターはただ絵を描くだけでなく、あちこちに写真を撮りに行ったり、人物のポーズの参考資料を探したりと大変なんですよ(笑)。

そんなことを考えながら、それぞれのイラストを見て、使っていただけると嬉しいですね。

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