共同開発で実現した、高級ステーショナリー 新airpen どの辺りが2.0(ニーテンゼロ)なのか?
完全新開発のアプリケーションソフトウエアについて
 airpenシリーズは、2004年12月に発売開始しましたので誕生してから約3年となります。

 筆跡データのPCへの取り込みや、編集、整理ができるairpenの基本ソフトウエア『airpenマネージャー』は、airpenの元となるイスラエル製品の改良版からスタートしました。メモ書きを想定したシンプルなソフトウエアなのですが、文化の違いもあり日本市場に合致していない部分は、独自アイデアで機能を追加しました。

 翌年には、『テンプレートユーティリティ』を発売しました。オフィス系ソフトウエアで作成した帳票を背景として取り込んでおいた上で印刷、その用紙に書いた筆跡のみを取り込んで、背景と重ね合わせるというソフトウエアです。主にオフィスでの利用シーンを想定した場合、ビジネス帳票や定型フォーマットの用紙、プレゼンテーション資料への手書きデータの取り込み、再現が必要であると判断し国内開発しました。

 2006年には、手書き文字認識ソフト『InkMagic』とairpenマネージャーを連携させました。airpenシリーズは、手書きの良さを訴求することに軸足を置いています。文字認識ソフトウエアは、決められた枠内に文字書きをしないと精度が向上しないイメージがあり、手書きの自由な良さを制限してしまいかねない為、積極的に取り組んでいませんでした。しかしながら、『InkMagic』は、横書きであれば白紙に書いてもある程度の精度で認識が可能です。文字認識ソフトウエアを取り込んだことで、airpenシリーズの使い方が更に広がったと思います。

 手書きの良さを追求するデジタルペンでありたいと望む以上、ソフトウエアをこの様に追加してきたのは必須の流れだったと認識しています。
 そして、更にこれらの機能を統合、整理して、使い勝手を紙製のノートやメモのそれに、より近づけたい。そういった要求から、新マネージャーソフト『airpenNOTE』の企画がスタートしました。一口にノートやメモ帳と言っても、使い方は色々あります。まず、一般的にどの様に使い分けるのが合理的であるのかを弊社なりに規定して行きました。
図1

メモ/ページの管理が便利になりました

図2

手で書いた文字をすぐに検索することができます

図3

手書きの表を文字認識、エクスポートやアプリ連携も可能です

airpenNOTEの特徴 図1
 メモやノートといわれるものは、自分の為に記録するものであって、人に見せることが主目的ではありません。また、手書きには、情報を記憶、整理、発想を生み出す効用があると考えています。思い付いたまま、どんどんメモをしてもらい、それをデジタルならでは技術で簡単に検索できるパーソナルツールが目標と位置付けました。具体的には、単に手書き文字をテキストに変換するだけでなく、テキストをキーにして検索性をアップする機能を盛り込んであります。

 もちろん、書いたメモを元に加工して、人に伝える為のドキュメントを作成することもあります。その為に、エクスポート機能の充実を図りました。対応フォーマットは、可能な限り広く、様々なアプリケーションにワンクリックでデータを引き渡せる様にしました。背景を画像として取り込むフォームテンプレート機能も付属しています。定型フォーマットを画像で作り項目を設定しておき、筆記、文字変換後に、項目ごとに表計算ソフトに出力することができます。
airpenNOTEの特徴 図2
更に続く手書きの良さを追求する進化
 文具メーカーとして、ペンが紙の上を走る時の感触はとても大切だと考えています。メモを取るのに、気に入った筆記具ならば、ペンの走りも良くなります。今回、さらさらと書けることで弊社の筆記具でも評価の高い、『エナージェル』のインキを充填したairpen専用のリフィルを開発しました。
 また、2008年の7月から、カラーペンの追加発売をすることになりました。メモを取る際、色を使って強調したりすることは大事なことですよね。別売りのカラーペンはペン先から発信される赤外線にそれぞれ赤(青)色のID信号を含んでいるので、紙に書いた色をデータ上でそのまま再現します。色毎に文字認識する/しないを指定したりもできます。
  Windows モバイルに対応するairpenPOCKETというソフトウエアも用意しています。機種は限定されますが、スマートフォンの画面でメモを確認したり、外出先からメモを送信することができます。

[ぺんてる株式会社 企画開発課 田島様]より

エナージェルインキ

MyShop先行で付属するエナージェルインキ

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